お化け屋敷、漫画、あと肝試しとかで、よく聞いたり、目にしたりするセリフ「うらめしや~」。うらめしや(恨めしや)…、これは、幽霊が出現したときに発する言葉といわれています。まぁ、幽霊が本当にこの世に存在するかどうかについて今日は触れません。
だけど、世界のベストセラーである聖書に「幽霊」という表現が出てくる、それは事実です。新約聖書のマタイの福音書14章26節です。
「弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、『あれは幽霊だ』と言って、おびえてしまい、恐ろしさのあまり、叫び声を上げた」
また、マルコの福音書6章49節にも「幽霊」という言葉が出てきます。このマタイとマルコの記述で共通しているのは、神であるイエス様を見て、弟子たちが幽霊だと思ってしまっていることです…。でも実際は、湖の上をイエス様が歩いておられたのであって、幽霊出現の記述ではありません。
そして、マタイとマルコの記述で、共通しているもう1つのことは、イエス様が弟子たちに語っておられることです。幽霊だと思って叫び声を上げる弟子たちに、主イエスは宣言しています。「恐れるな」と。弟子たちは、恐れていました。当時の人たちも幽霊の存在を恐れていたことが分かります。
皆さんも、幽霊の存在を信じているでしょうか。信じている方も、信じていない方もいるでしょう。でも、幽霊は別として、いろいろな存在(対象)に恐怖、恐れ、不安を抱いてはいませんか。コロナ、災害、病気、未来…、そして幽霊や霊的現象…。でも、聖書は一貫して宣言しています。神であるイエス様が共にいるから、恐れる必要はないと。
確かに、この先どうなるかも、また、これからコロナの状況がどうなっていくのかも、それから、目に見えない世界がどんな感じなのかも分からず、本当に分からないことはいっぱいですね。でも、分かっていること、変わらない真実が1つあります。それは、イエス様が、今日も、明日も、あなたと一緒にいてくださるということです。神であるイエス様が、あなたの行く所どこにおいても共にいてくださいます。なので、恐れる必要はないのです(旧約聖書・ヨシュア記1:9参照)。
今日も、安心して主と共に過ごしてまいりましょう。アーメン。
連載小説のお知らせ
今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。
結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。
このあと、ぜひお読みください。
■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)
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