聖書には、数多くの動物が出てきます。特に、旧約聖書・レビ記11章にはいろいろな動物の名前が書いてあります。皆さんが知っている動物やあまり聞かない動物の名前もありますから、後でぜひ読んでくださいね。
それで、今日は聖書と「動物愛護」。まず、日本には動物の愛護および管理に関する法律(一般的には動物愛護法といわれてますね)があります。また、同法の第4条によって「動物愛護週間」を設けることが定められ、期間は毎年9月20日から26日です(同法第4条2)。これは、動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするためのものです。
では最後に、聖書から「動物愛護」を読み取りましょう。
1)人間と動物との優位性
旧約聖書・創世記1章を読むと、創造主なる私たちの神様が、諸天と地、ありとあらゆる生物などを創造されたことが分かります。だから、諸天も、地も、木も、花も、動物も、神様が造られたものです。そして神様は、人間を最後に、つまり6日目に創造されました。
創世記1章を読むと、神様は人間を特別な存在として、動物とはまったく違う存在として造られています。そして、1章26節を読むと、人間は動物を治める者として創造されたことが分かります。
2)神様の動物観
私たちの愛なる神様は、動物のことをどう考えておられるのでしょう。まず、あのノアの箱舟の時です。創世記8章1節にこう書いてあります。
「神は、ノアと、箱舟の中に彼といっしょにいたすべての獣や、すべての家畜とを心に留めておられた」
ここに、神様の動物たちに対する心がありますね。神様は、人間・ノアだけでなく、一緒にいたすべての獣、すべての家畜にも心を留めておられました。
そして、最後の最後になりますが、旧約聖書・ヨナ書4章です。詳しくは4章全体を後で読んでいただきたいのですが、4章の最後にこのように書いてあります。これは、父なる神の宣言です。
「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか」(11節)
ここでも、神様は大都市ニネベに住んでいた12万の人間のことだけではなくて、数多くいた動物のことにも触れておられますね。
愛なる神様は、あなたを本当に愛しておられます。人間として、特別な存在として…。そして神様は、動物のことも心に留めておられた。そのことが、聖書から分かります。それほど、神様は大きく、愛にあふれ、慈悲深いお方なのです。アーメン!
「…神は私たちの心よりも大きく、そして何もかもご存じだからです」(新約聖書・1ヨハネ3:20)
連載小説のお知らせ
今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。
結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。
このあと、ぜひお読みください。
■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)
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