2022年に公開が予定されている新しいキリスト教SNS「フェイスミート」(FaithMeet、英語)は、世界中のユーザーが数回クリックするだけで、信仰に基づくキリスト教コンテンツとつながることができる。
フェイスミートの生みの親であるゴッドウィン・ローズ・サミュエル氏は、インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどのプラットフォームもキリスト教コンテンツを幾分かは提供しているが、これらだけでは十分ではないことが多いとクリスチャンポストに語った。
クリスチャンがオンライン上の「世俗的な誘惑」にさらされることなく、信仰に基づいたキリスト教コンテンツのみにアクセスできるようにすることが、フェイスミート作成の動機だった。
「クリスチャンが既存のアプリでキリスト教のコンテンツを見つけるには、非キリスト教コンテンツや世俗的なコンテンツの中から長い時間をかけて選別しなければなりません」とサミュエル氏。また「キリスト教のコンテンツであっても、神中心でないものが多いのです。というのは、イエスに焦点を当てた福音的な内容から意識をそらすからです」と語った。
「ソーシャルメディアのアプリでキリスト教コンテンツを検索すると、質の高いコンテンツを見つけるのにいつも苦労しました。そこで私はこのアプリを作ったのです。このアプリは、他のアプリにあるものはほとんどすべて含んでいますが、ここには信仰がありますので、クリスチャンが神を意識しやすくなると考えています」
サミュエル氏はクリスチャンを念頭に置いてフェイスミートを作成したが、未信者がキリスト教に触れる媒体としても用いられることを願っている。
フェイスミートでは、クリスチャンはもとより、あらゆる宗教的背景を持つ人がキリスト教に関する投稿をすることができ、キリスト教に基づく投稿、写真、動画、音楽、礼拝のコンテンツにアクセスすることができる。
フェイスミートのユーザーは、自分が選んだ宣教団体やさまざまな教会に対して寄付や献金をささげることもできる。また、チャット機能もあり、フェイスミート上でユーザーが互いにコミュニケーションを取り、神の言葉を広めることができる。
「私はフェイスミートを作ることで信仰を実践したいと思ったのです。主を知らない人たちに勇気を与え、すでにクリスチャンである人たちにも、世俗的なコンテンツをむさぼったり、夢中になったりするのではなく、主に目を向けさせてあげたいと思いました」
「既存のアプリでは、キリスト教以外のコンテンツが常に表示されます。現在、私たちはフェイスブックやユーチューブ、インスタグラムとの連携機能に取り組んでいます。なぜなら、(フェイスミートには)投稿や動画、画像のコンテンツがあるからです。そうすることで、ユーザーは他のプラットフォームに行く必要がなくなります。すべてがフェイスミート上にあるからです」
フェイスミートには、コミュニティールールやガイドラインがあり、それによってすべてのコンテンツを「適切」かつ「神中心」に保つことを目指しているとサミュエル氏は言う。チームがコンテンツを監視しており、「不適切」または「非キリスト教的」と判断された投稿は削除される。
「フェイスミートのチームは、『もう一つの目』として信仰に基づいたプラットフォームを維持します」とサミュエル氏は語る。
フェイスミートの名称は初め、「ロビンサ」だったが、開発が進むにつれ現在の名称に変更された(ロビンサは現在、サミュエル氏が設立した開発会社の社名)。フェイスミートは、信仰と福音とテクノロジーを一カ所に集約させることを目指しており、そのために、祈りのリクエストへの応答や、イベントや諸活動の情報、世界中の教会からのお知らせなどが迅速にリアルタイムで提供されるコンテンツを中心に据え、デジタル上の交流を提供する。
サミュエル氏は、フェイスミートを通じてクリスチャンがオンラインコミュニティーを形成するのを手助けしたいと考えている。
「クリスチャンはこのアプリを通してお互いに出会い、神に栄光を帰すことができます。これは、若者に悪影響を与えるポルノやその他の世俗的なものからユーザーを守る助けになると思います」とサミュエル氏は胸を張って語った。
■ フェイスミート(FaithMeet)公式サイト(英語)