小倉義明・聖学院院長が27日、クリスチャンの主催する都内のクリスマス集会に出席し、聖書のメッセージを伝えた。都内近郊から集まったビジネスマンや家族連れなど約60人を前に小倉院長は、平和で穏やかな聖母子の生活を影で支えたマリヤの夫ヨセフの犠牲愛についてふれながら、「(クリスマスの)真の主役は父なる神。人類救済のために御子イエスをつかわした犠牲愛こそ、目に留めるべき」と語った。
小倉院長は、聖母子の生活を夫ヨセフが影で支える構図を描き出したレンブラントの作品「天使のいる聖家族」を紹介。目立つ人だけがもてはやされやすい時代にあって、目立たないが背後で活動するヨセフのような役割にもっと目を向けなければならない、と語った。
また、人が神から与えられている賜物はそれぞれに違ってどれも尊いものであり、「(クリスマスには)自分の持っているもの、自分の与えられたものを真心をもってイエス様に捧げればいい」とクリスマスの捧げ物の意味を教えた。