人には、誰しも誕生日があります。毎年、毎年、誕生日がやってきます。そして、1歳だけですが年をとります。これが、赤ちゃんや子どもなら親は成長を喜び、本人はプレゼントを喜ぶのですが、ある程度の年齢になると…(特に女性の方々?)あまり喜ばしくない日になるのかもしれません。
さて、当然ですが、聖書に出てくる人たちにも誕生日がありました。アブラハムが何月何日に生まれたのか、イサクが何月何日に生まれたのか、モーセが何月何日に生まれたのか、ペテロが何月何日に生まれたのか、私には分かりませんが、絶対に誕生日はあったはずですよね。
聖書には、ごく限定された人のですが、誕生日の出来事が書かれています。
1)バプテスマのヨハネが誕生した日のことが、新約聖書・ルカの福音書1:57~58に書いてあります。早産でも過期産でもなく、月が満ちて誕生したようですね。そして、ヨハネの誕生を近所の人々や親族も喜んだ、と書いてあります。
2)イスラエル12部族の一つであるベニヤミン族の祖となったベニヤミン。彼は、有名なパウロの直系の先祖です(新約聖書・ローマ11:1参照。ちなみに、イスラエルの初代国王サウロ、エステル記で登場するモルデカイもベニヤミンの子孫です)。で、そのベニヤミンが誕生した日は、大変だったと書かれています。
つまり、母が産気づいた。しかし、それは旅の途中だった。母はひどい陣痛で苦しんだ。そして、ベニヤミンは生まれたけれど…、母はその日、死んでしまった。自分が生まれた日に、母が死んだ…。それが、ベニヤミンです(旧約聖書・創世記35章参照)。
3)そして、最後。これは「信仰の父」と呼ばれるアブラハムの誕生日。創世記17:1です。アブラハムの99回目の誕生日ですね。その時、神様がアブラハム(当時は、アブラム)に現れて宣言し、命令し、また、彼の言うことを聞き入れてくださっています。偉大なる神様が人に現れ、語り、教え、命令し、そして聞き入れてくださる…。
皆さんにも誕生日がありますよね。それは、今日じゃないかもしれない。明日、もしくは来月、または来年かもしれません。でも、次の誕生日には…。アブラハムのように、神様と語り合いたいですね。神様に、感謝の祈りをささげたいですね。神様に、さらなる祝福を求めたいですね。
偉大で、愛なる神様は、あなたの祈りを聞き入れ、あなたに良くしてくださいます! それこそ、あなたの「次の誕生日」の、最高の誕生日プレゼントになりますね! アーメン、ハレルヤ!
連載小説のお知らせ
今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。
結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。
このあと、ぜひお読みください。
■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)
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