祖国を追われ、帰還民としてイスラエルに戻ったエチオピア系ユダヤ人たちの中に、主イエスをメシアとして見いだす者が少なくない。イスラエルにおいて、彼らメシアニック・ジューに対する迫害が厳しいことは周知だが、エチオピア系ユダヤ人である彼らは、それに加えて人種的差別も受ける。
このコロナ禍の間、多くの若いエチオピア人たちが主イエスを信じるようになった。しかし彼らの多くが、信じて間もないにもかかわらず、信仰の故に迫害を受けている。キリスト教に反対する活動家たちは、伝道を禁止する法律成立の運動を起こすことを決定した。過激な活動家らは、メシアニック・ジューに危害を加えるようラジオ放送で呼び掛けている。
イスラエル社会で迫害にさらされるメシアニック・ジューのために祈ろう。特にエチオピア系ユダヤ人は、イエスを信じる信仰故の迫害に加え、エチオピア系であるという人種的差別の二重苦を強いられている。彼らが迫害に負けずに、福音宣教に励むよう祈っていただきたい。
■ イスラエルの宗教人口
ユダヤ教 75・4%
イスラム 16・7%
プロテスタント 0・4%
カトリック 1・0%
英国教会 0・02%
正教会 0・6%