調査会社のピュー・リサーチはこのほど、世界の各国の市民を対象に、信仰と家族の絆に対するパンデミックの影響に関する調査を行い、次のような結果を得た。
《パンデミックで信仰が強まったと答えた市民》米国28%、スペイン16%、イタリア15%、カナダ13%、次いで豪州・英国・フランス・韓国の4カ国が10%の同率。
パンデミックが信仰に肯定的な影響を与えたと答えた市民は米国が圧倒的に多いことが分かった。世界中で対面礼拝が制限されているが、米国では「信仰が後退した」と答えた人はわずか4%だった。
白人福音派(49%)がパンデミックを最も肯定的に捉えた宗教グループで、ついでカトリック(35%)となっている。一方で、パンデミックは家族の絆を強めたことが調査で分かった。
《パンデミックで家族の絆が強まったと答えた市民》スペイン42%、米国・イタリア・英国−同率41%、カナダが37%で続いている。
マイナス面ばかりが報じられるパンデミックだが、とりわけこの調査では、危機的な状況が人々を神への信仰と家族との連帯に立ち返らせている側面が浮き彫りにされた。これには大きな励ましと希望を覚える。
この苦難を通して、人々がますます福音に心を開き救霊が進むように祈っていただきたい。