キリスト教精神に基づき世界の子どもたちを支援する国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(WVJ)は、東日本大震災の発生から丸10年がたつのを前に、当時の支援活動を振り返りつつ緊急時の子ども支援の在り方を考えるオンラインイベント「東日本大震災から10年。緊急時の子ども支援にこめる思い」を6日に開催する。
WVJは東日本大震災時、40億円を超える支援金を集め、総力を挙げて支援活動に取り組んだ。▽子ども支援、▽雇用・生計促進支援、▽防災支援、▽コミュニティー形成支援の4つを柱とし、3年間で岩手、宮城、福島の各県を中心に約30万人を支援した。
イベントでは、この緊急復興支援事業の責任者を務め、現在、WVJの事務局長を務めている木内真理子氏と、岩手県一関市に駐在して事業を担当した望月亮一郎氏が当時の活動を振り返る。また、西日本豪雨などで子ども支援などを担当した高橋布美子氏が、現在の新型コロナウイルス対策も含めた子ども支援について報告する。共に宮城県南三陸町のまちづくり活動に取り組んだ元中高生リーダー2人と、復興を支援した宮城県の漁業関係者1人の動画インタビューも放映される予定。
イベントは、オンライン会議システム「ZOOM(ズーム)」を用いて、3月6日(土)午後3時~午後4時半に開催される。参加無料、定員500人。詳細・申し込みは、こちらから。