米ビルボードが主催する音楽賞「ビルボード・ミュージック・アワード(BMA)2020」の受賞者発表式が14日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。キリスト教関係の6部門では、この1、2年で「Jesus is King」「Jesus is Born」など信仰と関わるアルバムや曲を立て続けにリリースしてきた人気歌手カニエ・ウェストが4冠を達成した。
BMAのキリスト教関係部門は、▽最優秀キリスト教アーティスト賞、▽最優秀キリスト教アルバム賞、▽最優秀キリスト教楽曲賞、▽最優秀ゴスペル・アーティスト賞、▽最優秀ゴスペル・アルバム賞、▽最優秀ゴスペル楽曲賞の6部門。
ウェストはこのうち、ゴスペル3部門すべてと、昨年10月にリリースしたアルバム「Jesus is King」で最優秀キリスト教アルバム賞を受賞した。ビルボード(英語)によると、最優秀キリスト教アルバム賞と最優秀ゴスペル・アルバム賞の同時受賞はウェストが初めてだという。
最優秀キリスト教アーティスト賞はローレン・デイグルが、最優秀キリスト教楽曲賞はオーストラリア出身の男性デュオ「for King & Country」が昨年1月リリースの「God Only Knows」で受賞した。デイグルが最優秀キリスト教アーティスト賞を受賞するのは2017年、19年に続いて3回目。for King & Country は今回がBMA初受賞となった。
ウェストはキリスト教関係の全6部門を含め9部門でノミネートされており、受賞発表後にはツイッターに、神への感謝と受賞を喜ぶコメントを投稿した。