24日に国内で初めて開かれるカトリックの列福式にあわせて、特別企画展「平戸藩とキリシタン展」が長崎県平戸市の松浦史料博物館で開かれている。西日本新聞が伝えた。
1637年の島原の乱における原城攻防の布陣図を描いた「原城攻囲陣営並城中図」(長崎県指定有形文化財)や、豊臣秀吉の「キリシタン禁制定め書き」(同)など、キリスト教関係の資料約50点が展示されている。
中でも平戸藩第9代藩主松浦静山が長崎で購入したオランダの聖書(同博物館所蔵)は、来年の日蘭通商400周年を記念して初めて一般公開された。
12月3日まで。問い合わせは、同博物館(0950・22・2236)まで。