琴や尺八、講談など日本の伝統芸能で聖書の福音を伝えようと、「日本芸能フェスティバル」(日本伝道者協力会=福澤満雄会長主催)が8日、東京・神保町の救世軍山室軍平記念ホールで開かれた。会場に集まった約50人は、日本の伝統芸能を楽しみながら聖書の福音に耳を傾けていた。
午前の部では、邦楽器で賛美歌を演奏する「ホサナ邦楽アンサンブル」のメンバー12人と尺八奏者の飯吉規邦さんが、琴と尺八の演奏で「いつくしみ深き」「飼い主わが主よ」など賛美歌6曲を披露。また、「花笠音頭」や「武田節」など日本の民謡を聖書の内容にアレンジした「賛美民謡」も披露された。
このあと、北川正弥牧師(日本基督教団駒沢教会)が、神田陽子門下の講談師・神田ナザレとして聖書の講談を披露。旧約聖書のヤコブの物語を演目に、聖書の要点を押さえながらの名調子で会場を沸かせた。
午後の部では、講談に加えて詩吟や能、狂言なども披露された。