複数の信徒に対する暴行問題が取り沙汰されている「異端カルト110番」の張清益(チャン・チョンイク)代表について、警察による捜査が行われていることが、6日までに関係者などへの取材で分かった。
この問題については、張氏が牧師を務める単立とねりキリスト教会(東京都足立区)でスタッフをしていた男性が10月に告発。男性の話によると、張氏は同教会に通っていた元信徒の女性2人に対して暴行を加えたとされる。また男性に対しても、携帯電話を投げ付けたり、ミーティング中に暴言を浴びせたりするなどのパワハラ行為を日常的に行っていたという。
一方、異端カルト110番は同日、張氏の暴行・パワハラ問題を伝えた本紙報道に関する調査の「最終報告」を発表。男性が張氏の問題についてまとめた「経緯説明書」にはまったく言及せず、また被害を受けたとされる女性2人に対する聞き取りも行わないまま、「張氏の認識では、『殴る』『蹴る』などの暴行を加えた事実はない」とし、「『暴行』の事実を確認することができなかった」と結論付けていた。