占いも当たることがある。どうしてそれに頼ってはいけないのか。
占いは、古今東西、さまざまな物に現れる現象により、近い将来の出来事を予知しようというものです。現代日本の社会では、若者たちを中心に、星座による占い、昔からの手相による占い、四柱推命による占い、あるいは神社のおみくじによる占いなどがあるようです。
初めは興味半分当たらなくても気にしない程度から始まって、ある時、当たったかなと思い当たることが出てくれば、段々とそれにとらわれてくるようです。頼るもののない人がそれらに頼って、振り回されるわけです。
しかし、占い師は時に、依頼者には分からない仕掛けか表情か何かによって依頼者についての兆候を察知し、近未来の運勢や危険を推量したり、どうにもとれるような広範囲の予測を行ったり、中には悪霊の働きによってよく当たる場合もあるとのことです。
よく当たることがあると、わが国の用語で“悪魔的だ”と表現するように、よく当たるのは悪魔・悪霊の力に負うと思われます。悪霊の働きによるものは、理性的な思考回路を歪め、正常な判断を狂わせ、人生を危うくします。極端な場合は、占い師だった人が「私は顔つきまで異様化した」との体験を語るほどです。
聖書は、一貫して占い・まじない・霊媒の類を避けるよう教えています。それらは、神の愛と摂理への信頼を失わせ、神から離れさせる結果をもたらします。ですから、占いの霊に惑わされず、愛なる神を信じ、その導き・摂理に委ねるべきです。
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(1ペテロ5:7)
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