日本聖公会京都教区の2つの教会で会計を管理していた元信者の男性が、運営費約1400万円を私的に流用した疑いがあることが分かった。京都新聞などが24日、報じた。
報道によると2つの教会は、宮津聖アンデレ教会(京都府宮津市)と加悦聖三一教会(同与謝野町)。男性は両教会の会計担当に就いた2012年以降、信者の献金などによる運営費を私的に使い込んでいた。昨年7月、同教区が男性に両教会の通帳を返還するよう求めたところ、自ら明かしたという。
教会の調査に対し男性は、運営費を外国為替証拠金取引(FX)などに使っていたことを認め、もうけたお金を子どもの学費などに充てたかったなどと話しているという。年1回の会計報告では虚偽の書類を提出していた。教会側は刑事告訴を検討している。