キリストはいざ知らず、普通の人間である私たちが復活するとは思えない。
ある花の種が土にまかれると、根を出し、水分や養分を取り入れ、芽を出し、空中の炭素をも同化して成長し、ついには親個体と同じ色・形の花を咲かせます。種は小さい種粒にすぎませんが、種の中には、外のものを取り入れて組み立てるメカニズムが働いているので、ある温度、ある水分、ある光などの条件が整えばこのメカニズムが自動的に働き出して、親そっくりの花あるいは実をつけるというわけです。
そのように、人が神様を信じ、受け入れると、その人の心の奥底に種(聖霊)が宿り、体外から良いものを取り入れ、その人を成長させ、とき来たらば、天国で活動するにふさわしいからだを造りあげてくれるようです。
だれでも神から生まれた者は・・・神の種がその人のうちにとどまっているからです。(1ヨハネ3:9)
具体的にどのようにして復活するのか、今は分かりません。分からないからといって“ない”ということはできません。例えば、医者がマラリヤ流行の奥地へ行って、原住民の人々にキニーネという新薬を薦めました。原住民の人々は「どうして治るか分からない」と言って断るでしょうか。医者を信用する人は飲んで助かりますが、信用しなければ死んでゆくほかありません。
人間は神の愛に信頼して、神を受け入れるべきです。そうすれば、神の種がその人の心の最奥に宿り、その種のゆえに間違いなく、復活にあずかることができます。神は、御子イエス・キリストを死者の中から復活させました。それは私たちの復活の保証なのです。
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