イエスは答えて言われた。「・・・心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。(マルコ11:22~24)
主は彼に仰せられた。「あなたの手にあるそれは何か。」彼は答えた。「杖です。」・・・手を伸ばしてそれを握ったとき、それは手の中で杖になった。「これは、・・・主があなたに現れたことを、彼らが信じるためである」(出エジプト記4:2~5)
明けましておめでとうございます!今年のテーマについて祈ってきましたが、神から「Make It Happen! さあ、信仰を働かせよう!事を成し遂げよう!」というお答えを頂きました。信じたら神の御業が起こるということを体験していきたいと思います。去年のテーマは、与えられた信仰を磨き上げようということでしたが、さらに肝心なことは、その信仰を実際に働かせて神の御業を体験することです。このことに今年はこだわっていこうではありませんか。
1. 信仰を働かせて神の御業を体験しよう
このマルコの箇所は有名なお言葉です。ここでイエスは、単に心を落ち着かせるために神を信じなさいと語られたのではありません。誰であっても、この山に向かって心の中で疑わずに信じたのなら、その通りになるとおっしゃったのです。そこに描かれている信仰は実に力強いものです。私たちの実生活の中で素晴らしい御業が起こるということを神は約束しておられるのです。ですから、共に祈っていきたいと思います。一歩踏み込んで、神に与えられるビジョンや夢を成し遂げていきましょう。
2. 運や人任せにしない
次に知っておきたいことは、周りに流される生き方では幸せのきっかけをつかみ損ねるということ。人任せにしてはいけません。自分のいる所から神の恵みが与えられるということを確信しましょう。私たちの命は偶然与えられたのではなく、神から愛をもって与えられたものであることを受け止め、神と向き合って、神との関係の中を歩みましょう。私たちの力だけでは幸せにはなりきれません。だから神は、イエス・キリストを送り、私たちの抱えている不幸、災い、心の歪みや罪の性質までイエスの血によって取り除く方法を生み出してくださいました。神と私たちの命をしっかり重ね合わせ、恵みの流れに触れることができるように私たちの命を整えてまいりましょう。
3. 自分の手にあるものを用いてくださる
ここに登場するモーセは、およそ3500年前、エジプトからの、民族を挙げての大脱出を指導したリーダーでした。当時エジプトは世界最強と言われており、そのエジプトにイスラエルは400年もの間、奴隷として仕えていました。モーセは、何と80歳の時に神により指導者として召されましたが、それまでの40年間、荒野で世捨て人のような生活を送っていた無名の老人でしたので、彼はしり込みしたのです。しかし神は、モーセが持っていた何の変哲もない杖を蛇に変え、これを用いるとき、イスラエルの同胞は、彼が主と出会ったことを認め、エジプトのパロの前に立つとき、この杖が神の力を発揮すると励ましてくださったのです。
主は、あなたの手にあるものは何か、と聞かれます。たとえ小さなものでも、持っている信仰を用いることです。祈り、使い、試して、信仰を働かせて行動してみることです。そして、自分のためだけではなく、神の力を必要とする所で信仰を用いましょう。たとえ自信が無くても、新年の最初、こうして神の御前に立ちました。今ささげる祈りによって神の御業が現されると信じましょう。あなたの手の中にあるものが武器となることを知りましょう。運任せ、成り行き任せにせず、信仰を働かせて事を成し遂げましょう!
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