このコラムでは、私が運営しているワーシップ!ジャパン宣教人財育成学院(ワーシップ!ジャパン音楽神学校より2019年4月より改称)で取り組んでいる「教会の成長拡大に貢献する人財の育成」をテーマに、読者の皆さんと共に考えていきたいと思います。
第1回の今回は、「なぜ今、教会の成長拡大に貢献する人財を育成することが急務なのか?」ということについて考えます。
ワーシップ!ジャパン宣教人財育成学院は、日本宣教音楽学校(ジャパン・ミッション・ミュージック・スクール)として2002年4月に開校し、今期で17期目の神学校です。日本では唯一のミュージックミニスター(教会音楽家)を育てる神学校としてスタートし、今までに150名以上の卒業生を輩出し、その多くが国内外でミニストリー(宣教事業)に携わっています。
開校以来、日本全国の教会の「礼拝音楽」のクオリティーをより良くしていくことを念頭に置き、懸命に努力を続けてきました。しかしながら、神学校創設当初に想定していたような結果を出すことはできていない、というのが現状です。
ここ数年間、現状の打開策について考え、悩み、祈り続けてきました。その結果、神様が一つの方向性を明確に示してくださいました。教会の「礼拝音楽」のクオリティーと、教会の「成長拡大」は密接に関わっていること、そして、それを切り離して別々の次元で考えてはならないことを神様が、聖書と祈りを通して教えてくださったのです。
クオリティーの高い「礼拝音楽」は、教会の「成長拡大」に良い影響を与えますし、教会の「成長拡大」は「礼拝音楽」をハイクオリティーにするためは不可欠なことなのです。「鶏が先か?卵が先か?」というイメージですが、それほど「礼拝音楽」のクオリティーと、教会の「成長拡大」とは密接な関係なのです。
例えば、オーストラリア・シドニーのヒルソングチャーチ、テキサス・ヒューストンのレイクウッドチャーチ 、カリフォルニア・オレンジカウンティのサドルバックチャーチ、イリノイ・シカゴのウィロークリーク・コミュニティチャーチなど、急成長を遂げてメガチャーチとなったすべての教会のミュージックミニストリー(音楽奉仕)は、すさまじいクオリティーの高さなのです。
しかし、これらの教会を研究させていただいて、学ばせていただいたことは、これらの教会は、単にミュージックミニストリー(音楽奉仕)のクオリティーが高いだけではなく、教会内で行われているすべてのミニストリー(宣教事業)のクオリティーがとてもとても高く、そのことが教会の「成長拡大」に強い影響を与えているということでした。
教会でのすべてのミニストリー(宣教事業)のクオリティーを向上させるためには、人財の育成が必要です。教会のヴィジョンを自身のヴィジョンとし、ミニストリー(宣教事業)の目的をシッカリと理解し、目標を明確にし、綿密に計画立案をし、仲間を励ましながらチーム一丸となってヴィジョンに向かって行動する人財を多く育成していくことが急務なのです。
そのことが、所属する教会の「成長拡大」につながり、ひいては日本の大リバイバルにつながっていくのです。
ハレルヤ!!!!
わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ書43章4節より)
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