「愛しているよ」「大事だよ」「生まれてきてくれてありがとう」
この言葉を言われて、心から実感する人はどのくらいいるだろうか。
恋人から「愛しているよ」
友人から「大事だよ」
親から「生まれてきてくれてありがとう」
言葉にしてしまえば簡単だが、本当に理解(実感)しているだろうか。 実感するには時間がかかる。 それは植物の種が、芽を出すのに一定の期間が必要なように、 愛という「種」も実感するまでに時間が必要だからなんだろう。
信仰も同じ。単に 「信仰」というと壁を感じるけど、ここでいう信仰というのは 「神様との関係」。 神様が「愛しているよ」「君のことが大事だよ」「君が生まれてきてくれてうれしいよ」と語ってくれる。そしてそれを、私たちが実感し受け入れる。その関係が「信仰」。
言葉を頭ではなく心で実感していく。 それにはお互いの関係を深めていくことが必要だと思います。
<聖書のみことば >
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである」(ヨハネ3:16)
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箕輪勇気(みのわ・ゆうき)
1981年名古屋市生まれ。2002年受洗。05年から4年間、神学校(信徒向けコース)で学び、現在は社会人として働きながら妻と共に一般信徒として教会に仕える。2児の父。