2011年から「日光オリーブの里」(栃木県日光市)などで行われてきた宇都宮キリスト集会と他教会との合同聖会は、15年からは、ちいろば聖書集会(東京都青梅市)との合同聖会として行われています。第8回となった今年も、例年通り両教会の牧師である宮村武夫氏を講師に迎え、9月29、30の両日にわたって開催されました。
1年に1回、1泊2日の日程で行われる合同聖会は、宮村牧師夫妻を囲み、にぎやかで笑い声の絶えない、主にある兄弟姉妹の再会の場です。さまざまな制約がある中、1年ぶりに元気に再会できる喜びがあるとともに、同じ場所で思いを一つにして賛美し、御言葉に耳を傾けるという特別な恵みの時でもあります。
今年は「聖書と私たちの現実」を主題として、「詩篇(3篇、121篇)と私たちの生活・生涯に見る、(1)ねむりと死、(2)目覚めとからだのよみがえり」の宣教でした。
「私は身を横たえて、眠る。私はまた目をさます。主がささえてくださるから」(詩篇3:5)
「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない」(詩篇121:4)
日々眠り目覚める私たちのからだ。私たちが寝ている間も、主は執り成してくださっています。私たちに与えられた恵み――眠りと目覚め――の現実に「からだのよみがえり」が重なって認識させられました。宮村牧師の語る「眠りの神学」に深く目覚めさせられた壮大で身近ないのちの宣教でした。
日光オリーブの里は温泉付きのキリスト教宿舎で、礼拝堂、研修室なども備えており、緑豊かな山間に囲まれた場所にあります。これからの季節は、紅葉がとてもきれいに彩ることでしょう。
今回の参加者は26人。日光をはじめ、宇都宮、青梅、喜多方、逗子、神奈川などから兄弟姉妹が集まり、たくさんの恵みを抱えて、台風24号の上陸前に無事帰途に向かうことができました。
(文・坂本道子=宇都宮キリスト集会所属)