「ジーザス・ジューン・フェスティバル2018」(日本民族総福音化運動協議会・同実行委=奥山実会長=主催)が18日、21世紀キリスト教会広尾教会堂(東京都渋谷区)で開催された。日本CBMC理事長の青木仁志(さとし)氏が講演し、約90人が聞き入った。
青木氏は、1987年に人材教育コンサルティングのアチーブメント株式会社を創立。選択理論心理学を基礎理論としたプログラムで、経営者やプロフェッショナル職の目標達成を支援してきた。大学生が選ぶ中小企業のインターンシップランキングでは、昨年から2年連続で全国1位を獲得している。
北海道函館市の貧しく複雑な家庭環境に育った青木氏。「愛を感じる心を持てなかった」と当時を振り返った。「でも、すべてに感謝しています。この厳しい環境も、私のことを鍛えてくださる神様の計画だったと考えられる思考と、そのように感じられる心を神様に与えていただきました」と語り、イエス・キリストとの出会いこそ、自身が現在、物心両面の幸福を得ている最大の要因だと証しした。
クリスチャンのリーダーシップについても語り、何よりもまず神の国と神の義を求めること(マタイ6:33)、人にしてもらいたいと思うことを人にすること(マタイ7:12)の重要性を強調した。日本CBMCの働きも「教会を支えるビジネスマンをどれだけ増やすかがテーマ」と語り、まず自らがビジネスの分野で神の愛を証しし、聖書を一人でも多くの人に読んでもらう接点になりたいと話した。
講演後には、信仰を持ちたいと願った参加者のために青木氏が祈り、「人の愛ではなく、真の神の、アガペーの愛に救われ、私たちの体を聖霊の宮として住んでくださり、生涯ぶれることのない、あなたを第一とした生き方を送れるように私たちを導いてください」と語った。
日本民族総福音化運動協議会総裁で日本基督教団高砂教会主任牧師の手束正昭氏は、「人に仕え、人を喜ばせ、人を幸せにするリーダーシップが日本でもどんどんとなされるように願っています」と語り、「日本の国の救いのために祈りましょう。日本の民が深い喜びと愛と勇気に満たされた、そういう国になるように。本来の日本人の持っていた良いところが、イエス・キリストの福音を通してもう一度開かれていくことができるように」と呼び掛けた。
同協議会では、新規賛同者を募集している。活動についての詳細はホームページを。