「阪神宗教者の会」(世話人代表:岩村義雄)は6月22日(金)午後6時15分から、西福寺(兵庫県西宮市)で6月の例会を開催する。在日コリアンに関する著作が多い高祐二(コ・ウイ)氏が「朝鮮人の強制連行」をテーマに語る。参加無料。
阪神宗教者の会は、東日本大震災後、キリスト教の牧師、仏教の住職、神道の禰宣(ねぎ)の3人が集まって始まった会。それぞれが被災した東北を訪問し現地報告をしながら、阪神・淡路大震災時も含め、被災者の心のケアが十分にできなかったことを反省。一方、東日本大震災では慰霊の際、聖職者が公的な場で敬遠されるなど憂慮する点もあった。そうした中、同会では、宗教者の視点で復旧、復興、再建について意見を交換している。例会は毎月第4金曜日午後5時〜7(6月のみ午後6時15分から)。
高氏は「兵庫における惨禍のなかの共助と共生」を副題にした著書『大災害と在日コリアン』で、阪神・淡路大震災だけでなく、兵庫県を襲った過去の地震や水害などの災害時に、日本社会と在日コリアンの間で見られた軋轢(あつれき)だけでなく、共助、共生の姿を描き出している。
高氏のプロフィールは下記の通り。
1966年生れ。甲南大学経済学部卒。兵庫県在住。兵庫朝鮮関係研究会会員、神戸コリア教育文化センター理事。理学療法士、病院勤務。著書に『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)、『われ、大統領を撃てり』『吉本興業と韓流エンターテインメント』(花伝社)など。
日時: | 2018年6月22日(金)午後6時15分〜 |
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場所: | 西福寺 兵庫県西宮市西福町14ー1 JR西宮駅北側徒歩3分、駐車場あり |