【CJC】2019年10月に開催される「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」の準備資料が8日、同シノドス事務局(事務局長:ロレンツォ・バルディッセーリ枢機卿)から発表された。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。
バルディッセーリ枢機卿は資料発表の席で、このシノドスはアマゾン周辺地域をテーマにしたものであっても、その考察は地域を超え、全教会ならび地球の未来と関わりを持つものであると指摘した。
実際、考察は、コンゴ川流域、中央アメリカの生物多様性回廊、アジア太平洋地域の熱帯雨林、グアラニー帯水層など、他の現実と関連付けることができ、この教会的・社会的・エコロジー的な大きな会議は、それぞれの領域を超えた視点を与え、従来の司牧方針を現代に則して見直しさせるものと語った。
シノドスでは、現在多くの危険にさらされている、アマゾン川流域の先住民への関心を優先課題とし、次に「共通の家」としての環境、エコロジー問題に触れる。これらの考察はすべて、教会の教えと、その地方の教会生活に照らして行われる、という。