【CJC】ローマ教皇フランシスコは、北イタリアのアーバノ・テルメで開催された「第40回『教区カリタス』全国会議」に国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通じメッセージを送った。バチカン放送が伝えた。
イタリアの「教区カリタス」全国会議は、国内の各教区に属する司牧的組織で、地域はもとより、国際的な広い視点を持って、支援事業を行い、地方教会に福音的な愛(カリタス)を育むことを目的としている。
「教区カリタス」は、イタリア司教協議会が運営する「イタリア・カリタス」とも密接な協力関係にある。
今回の会議には、イタリアのおよそ220教区から「カリタス」の責任者・運営委員ら約600人が参加した。
教皇は、かつて「教区カリタス」の発展に尽くした聖職者たちを想起し、イタリアの教会を豊かにしたこれらの先人の遺産が、今日も真の愛といつくしみの実を結び続けていると感謝した。
教皇は、「教区カリタス」が、現代社会の辺境へと向かいながら、正真の愛の使徒となるために、社会の最も弱く貧しい人たちへの奉仕をより推進することを要望した。