【CJC】ローマ教皇フランシスコは25日、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で若者たちに向け、恐れずに声を上げ続けてほしいと呼び掛けた。
当日はイースター(復活祭)1週間前の日曜日「枝の主日」(棕櫚〔しゅろ〕の主日)で、カトリック教会の若者たちの祭典「世界青年の日」とも重なった。
24日には、先月銃乱射事件が起きた米フロリダ州の高校の在校生らが、銃規制を訴える大規模なデモを実施。全米、世界各地で若者たちを中心に計数十万人が参加した、と米メディア「CNN」は報じている。
教皇はメッセージの中で「若者たちよ、皆さんには声を上げる力がある」と語り掛けた。大人や指導者たちが口を閉ざし、全世界が沈黙しても「私は皆さんに、大きな声を上げてくれますか、とお願いする」と強調した。
さらに、自分の恐怖感と「真摯(しんし)に向き合い、それをありのままに認識し、受け入れることを恐れないでほしい」と訴えた。