大阪明星学園(大阪市)は3日、設立母体であるカトリック男子修道会「マリア会」の創立200周年を記念して、講演会「ルワンダの悲劇から23年 義肢作りから見るルワンダの未来」を開催する。講演者は、「ルワンダ虐殺」(1994年)で手足を失った人々のために、義足作りをしているガテラ・ルダシングワ・エマニュエルさんと、ルダシングワ真美さん。講演前には、2人働きを紹介するNHK・プロジェクトX「悲劇のルワンダ 希望の義足」も放映される。
同学園は、「キリストの教え」による教育観・人間観を大切にするカトリック学校。1898年、マリア会から派遣されたフランス人修道士ウォルフ氏(初代校長)によって、現在の大阪市西区江戸堀に設立された。生徒数13人からの出発だったが、卒業生は総数約2万8千人(2003年時点)となり、伝統を生かしつつ、現代の要請に応える学校として今に至っている。
マリア会は、福者ギョーム・ヨゼフ・シャミナード神父が1817年、フランス・ボルドーで設立。世界各地で3千人以上の会士が、主にキリスト教教育活動に従事している。日本では、1887と88年に計5人の会士が来日して活動を開始。同学園の他に、東京の暁星学園や長崎の海星学園、札幌光星学園を設立し、現在も経営母体として、教育の場を通しての信仰教育と信仰共同体の育成を目指して活動している。
記念講演会の日程は次の通り。聴講を希望する場合は、1)団体名(代表者)または個人名、2)連絡先(電話またはメールアドレス)、3)参加人数を明記の上、メール([email protected])またはファックス(06・6761・6720)で。
日時:2月3日(土)午後1時開場〜午後4時
午後1時20分〜 NHK・プロジェクトX「悲劇のルワンダ 希望の義足」視聴
午後2時20分〜 ガテラ氏、真美氏講演(約1時間半)
会場:大阪明星学園マリアンホール(大阪市天王寺区餌差町5−44)
費用:無料(要申し込み)