「青年よ。私からの忠告は、聖書への知識と堅い信仰を深めることだ。なぜなら、これはあなたにとって確実に有益だからだ」(『100人の聖書』124ページより)
18世紀に米国独立に大きな貢献をしたベンジャミン・フランクリンがこのように語りました。彼は、アメリカ合衆国建国の父の1人であり、各国で全権公使の外交官として活躍。ペンシルベニア州知事なども務め、政治家としても活躍しました。現在の米国100ドル紙幣に描かれている肖像こそ、彼のものです。そして、避雷針やグラスハーモニカなど多くのものを発明した人物でもあります。
その彼が語った言葉。現代人も耳をとめ、心をとめる必要があるのかもしれません。彼は、「聖書への知識と堅い信仰を深めること」を忠告として語りました。そして、それこそが、「あなたにとって確実に有益だからだ」というのです。
私たちの周りに、確実に有益なものはあるでしょうか。あっても、少ないはずです。確実に有益だと信じていたものが、実際はそうではなかったというケースが多々あるはずです。「これは有益だ」と信じ切って毎日していること、または、何も考えずに、習慣や常識としてやっていることが、実は無益なものだったり、確実に有害なものだったりするわけです。
アメリカ合衆国建国の父であり、多くの発明をなした人物であるベンジャミン・フランクリンの勧め、忠告を1つ受け入れてみませんか。そこらのオジサンやオバサンが言っていることではないのです。ベンジャミンの忠告です。聞く価値、心にとめる価値があるかもしれません。
そう、聖書への知識と堅い信仰を深めることです。それこそ、確実に有益なことらしいです。ベンジャミンの忠告通りにやってみませんか。聖書を読んで、聖書から知識を得て、聖書の素晴らしい言葉を信じて生きていくことを。
ベンジャミンほどの男が語った忠告です。試す価値はあるかと思います。そして、簡単なことですから。何千万円も投資しろとか、今すぐ仕事も家も捨てて山にこもれとかいうのではないのです。ただ、聖書を手に取って、読み出すことから始められるのです。中古の聖書なら安く買えるでしょう。新品でも目が飛び出る額はしないはずです。
ベンジャミン・フランクリンも多くの発明を多くの失敗のもとで成してきたはずです。今まで、いろいろな失敗があっても大丈夫。今日からリベンジして、成功への道を進みましょう。その方法が、ベンジャミンが忠告したことを「やってみる」というものなのです。さあ、聖書を手に取って、確実に有益なものを手に入れ、確実に有益なことにまい進していきませんか。
(聖書購入の際は新改訳・新共同訳、または、新約聖書のみの新和訳・新約聖書翻訳委員会訳をお薦めします)
次回の百人一読は、大韓民国第17代大統領李明博(イ・ミョンバク)氏と、本当に信じることのできる存在をご紹介する予定です。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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