ソロデビューしてからまだ2年もたたないクリスチャン歌手のザック・ウィリアムズ(36)が、米ビルボードの「クリスチャン・エアプレイ」チャートで20週1位となり、歴代記録を更新した。
偉業を成し遂げたのは、ウィリアムズのデビュー・アルバム「Chain Breaker」(2016年)からシングルカットされた「Old Church Choir」。ビルボード(英語)は4日、ウィリアムズが「クリスチャン・エアプレイ」チャート(6日付、ラジオでの放送回数に基づいたランキング)で、ソロ歌手歴代トップだったブランドン・ヒースの「Give Me Your Eyes」(19週1位)と並んだと発表した。そして、翌週13日付のチャートで、「Old Church Choir」が再び1位を獲得したことから、単独で歴代トップとなり、チャートインした回数も39週に伸ばした。
19週1位は、グループではキャスティング・クラウンズが2007〜08年に「East to West」で成し遂げている。グループでこれより長く1位を独占した曲は、マーシ・ミーのヒット曲「Word of God Speak」(23週1位)のみで、ウィリアムズの20週1位は、ソロ歌手、グループ合わせて歴代2位の記録となった。
「正直なところ、(今も)信じることができません」。ウィリアムズはビルボードのインタビューにそう話し、「神様がこのような機会を与えてくださったことを、本当に感謝しています。『Old Church Choir』が受けた評価には頭が下がる思いです」と語った。
ウィリアムズは昨年、ビルボードのクリスチャン・アーティスト新人賞と男性トップ・クリスチャン・アーティスト賞に選ばれた。受賞後には、自身のインスタグラム(英語)で次のように述べている。
「ビルボードの2017年クリスチャン・アーティスト新人賞と男性トップ・クリスチャン・アーティスト賞に選ばれたことを光栄に思います。神様が今年、いろいろな機会を与えてくださったことを謙虚に受け止めています」
また、クリスチャンポストとの2016年のインタビュー(英語)では、神を証しする重要性について次のように語っている。
「私の今の使命は、神様が私の人生にしてくださったことを人々に伝えることで、そうすることで他の人がイエスに導かれることを願っています。私は皆さんと同じただの人間です。神様が私にチャンスを与えているという点を除いては、他の方々とどこも変わらないと思っています。ですから、主と主が私にしてくださったことを証しできるチャンスは逃したくありません」
「私は自分の立場が当然のものだと思いたくありません。この状況を支配しておられるのが、神様であることを忘れたくないのです。私は、神様が持っている大きな計画のほんの一部にすぎません。ただの器なのです。ですから、もし神様がこれからも歌において私を祝福してくださるのであれば、これからも歌い続けますし、出て行ってできるだけ多くの人に証しするつもりです」
「もし私がクラブやバーなどに行って歌うとしたら、人々をイエスに導くためにあえてそうするのです。すべてはそういった目的のためです」
■ ザック・ウィリアムズ「Old Church Choir」の公式ミュージック・ビデオ