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日本ろう福音協会（松本英二理事長、埼玉県所沢市）は手話訳聖書のＤＶＤ版「創世記３６〜４２章 ヤコブの旅立ちとイスラエル」を完成させ、２２日から販売を開始する。同協会ではこれまでに聖書６６巻のうち９巻の手話翻訳を完成させており、翻訳した各巻をビデオとＤＶＤで販売している。今回発売される「創世記３６〜４２章」はＤＶＤのシリーズでは１２番目となる。価格は１００円。
今回完成した「創世記３６〜４２章」はＤＶＤ版のみの販売となり、注文は申し込みフォーム、ＦＡＸ（０４・２９４４・２４７７）、メール（[email protected]）のいずれかで可能。ＦＡＸ注文の申し込み用紙、メール注文の記入例は、同協会のホームページでダウンロード・閲覧できる。
手話訳聖書は、ビデオ・ＤＶＤ１本（３０分）を制作するのに総額２００万円が必要となるが、その大部分が献金で支えられ、１本１００円という低価格で販売されている。同協会は９３年の設立以来、日本に約４０万人いるとされるろう者のために手話訳聖書を制作しており、昨年にはその功績が認められて聖書事業功労者にも選ばれた。
現在の翻訳ペースでは聖書全巻を翻訳するに約４０年が必要と見られており、松本理事長は「これを２０年にするためには、多くの手話翻訳者が必要」と今後の手話翻訳への協力を求めている。
