クリスチャン実業人の集い、日本CBMC(Connecting Business and Marketplace to Christ=ビジネスとマーケットプレイスをキリストに)のミーティングと食事会が11月27日、東京アメリカンクラブ(港区麻布台)で開催され、会員37人が参加した。経営者や牧師、音楽家、国会議員、NGO職員、俳優など、さまざまな分野で活躍するメンバーだ。
まず、CBMCインターナショナル理事でシンガポール代表のジョセフ・フー氏があいさつに立った。
「地域、国内、インターナショナルが親密に連携をしていきたい。『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい』というキリストの大宣教命令(マルコ16:15)は、全世界の救われたクリスチャン、弟子になったしもべに与えられた課題だ。クリスチャンビジネスマンが言語や文化を超えて支え合い、励まし合っていこうではないか」
また、来年の6月には北アイルランドの首都ベルファストでCBMC世界大会が行われることに触れ、「ぜひ海外に出て、世界の仲間と交流をしてほしい」とフー氏はエールを送った。
続いて、9月に日本CBMC新理事長に就任した青木仁志(さとし)氏(アチーブメントグループCEO)が抱負を語った。
「救われて32年間、神様は、塵芥(ちりあくた)の中に生きていた私を守り、道を備えてくださいました。理事長の働きは神様への奉仕としてお引き受けしました。クリスチャンの実業人が心を1つにしてまとまる力がまだまだ弱いと感じています。2年間の任期期間中に、日本CBMCの組織化をまず図っていくつもりです。さらに、実業人を対象に、指導者の育成、神様の福音を伝える力のコアを作っていきたい。弟子訓練ができる場も作れればと考えています。全国的に会員を増やし、支部も広げていきます」
毎年3月に行われている国家晩餐祈祷会についても、「キリストにある兄弟姉妹が1つになる場、教派を超えた親睦の場として神様が用いてくださる。この祈祷会を通して、ぜひ信徒伝道者を増やしていきたい」と力を込めた。
青木氏自らCBMCの理念について説明し、参加者は真剣なまなざしで資料に目を通していた。
食前の祈りを奥山実氏(世界宣教センター所長)がささげ、メンバーは食事をしながら共にビジョンを語り合い、世代や立場を超えて笑顔で語り合う姿が印象的だった。「このような場が必要だ」「いろいろと協力したい」という声が聞かれた。
聖書からのメッセージを大川従道(つぐみち)氏(大和カルバリーチャペル牧師)、励ましの言葉を天野弘昌氏(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団リバーサイド・チャペル草加神召キリスト教会牧師)と峯野龍弘氏(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会牧師)が語った。
理事長の青木氏のもと、日本CBMCの新体制は以下の通り。副理事長として、救霊推進担当の松島修氏(エフピーネット代表取締役、『聖書に隠された成功法則』著者)、国家晩餐祈祷会担当の森敬子氏(日本基督教団富士見町教会長老)。
理事には、近藤高史氏(日本国際飢餓対策機構特命大使・総主事、昭和橋キリスト教会員)と、国際担当の井上義郎氏(CBMCアジア理事、活けるキリスト一麦西宮教会員)という2人の前理事長の他、鮫島紘一氏(日本リバイバル連盟野上キリスト福音教会寄居チャペル牧師)、弟子訓練担当の西川芳彦氏(メディカルプラザ代表取締役)、コミュニティーづくり担当の夏目愛子氏(元ティー・ビー・アールインスティチュート専務)、佐佐木ジョシュア氏(GOSMAC代表取締役社長)、事務局長の和泉大氏(日本プロスピーカー協会事務局長、日本選択理論心理学会常任理事、単立キリスト品川教会会員)。
アドバイザー(牧師)は、大川、峯野、奥山、天野の4氏の他、姫井雅夫氏(日本基督教団赤坂教会牧師)。
当日決まった相談役は、渡部信氏(日本聖書協会総主事)の他、山川百合子氏(衆議院議員、草加神召キリスト教会会員)、神崎清一氏(日本YMCA同盟総主事)、柴橋正直氏(元衆議院議員、イエス・キリスト本巣教会会員)、木俣佳丈氏(元参議院議員、日本同盟基督教団豊橋ホサナ・キリスト教会会員)。
2018年の国家晩餐祈祷会は、3月23日(金)に東京・新宿の京王プラザホテルで開催される。テーマは「今、求められる祈りと一致」。メインスピーカーは天野氏。音楽ゲストは韓国のクリスチャンシンガーソングライターであるチェ・ドクシン氏(21世紀キリスト教会ワーシップパスター)、ピアニストの小堀英郎氏(日本国際飢餓対策機構親善大使)、ギタリストの池田宏里氏(東京カルバリーチャペル会員)の3人。特別ゲストは衆議院議員の石破茂氏(日本基督教団鳥取教会会員)を予定している。青木氏は「クリスチャンの一致を目指します。1人でも多くの方に参加していただきたい」と呼び掛けた。申し込み・問い合わせは、日本CBMC(電話:03・5244・5594、FAX:03・5244・5596、メール:[email protected])まで。