「蟹工船」などで知られるプロレタリア文学作家で、治安維持法下で特高による拷問のため29歳で夭逝(ようせい)した小林多喜二の母・セキの半生を描く映画「母 小林多喜二の母の物語」の上映会が11月25日(土)、沖縄県の那覇バプテスト教会で行われる。
女性監督としては現役最高齢84歳の山田火砂子監督が、これまでの福祉映画路線から一転、「13歳で自宅が丸焼けになった経験を生かし、母親がどれほど子どもを愛しているかという思いを伝えたい」と、作家の故三浦綾子が残した同名著書の映画化に挑んだ作品。多喜二を理不尽な死で失い、悲しみのどん底に突き落とされながらも、戦中戦後を生き抜き子どもたちに無私の愛を注ぎ続けた小林セキの生きざまに迫る。
入場無料、自由献金あり。日程の詳細は次の通り。
■ 日時:11月25日(土)
午後1時~3時
■ 場所・問い合わせ先:那覇バプテスト教会
〒903-0116沖縄県中頭郡西原町字幸地1029番地の1
電話:098・944・5331