日本の諸教会と韓国オンヌリ教会(ハ・ヨンジョ牧師)が協力して、昨年は沖縄から北海道まで日本全国の都市6カ所で開催された一大宣教プロジェクト「ラブ・ソナタ」が29日、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)で開催された。当日は当初予定していた定員5000人を大きく上回る6000人近く(大会関係者)が参加。会場に入ることができない人々は、ロビーに設置された特設スクリーンで様子を見るなどした。
大会前日の28日から、新都市ホール(横浜市西区高島)を会場に「教会リバイバルセミナー」や「Passion賛美集会」が行われたラブ・ソナタ横浜では日本の教会200以上が協力。無料の招待状が協力教会を通して配布され、当日行われた日本教会による連合コンサートでは500人の日本人聖歌隊が出演した。この他、韓国からもスタッフとして約800人が来日、大会の様々な準備を手伝った。
多くの韓流スターが出演することでも知られているラブ・ソナタは今回、韓国の人気歌手のユ・スンジュンさんや、オペラ歌手のキム・ヨンミさん、ペ・ジェチョルさんらが参加。それぞれが持つ信仰の証とともに、その歌声やダンスを披露した。昨年のラブ・ソナタにも参加したという男性は、有名なアーティストらの口から出る証に「感動した」という。
一方、今年3月に大手術をしたというハ・ヨンジョ牧師自身も当日会場を訪れ、メッセージを伝えた。1コリント13章13節から「信仰・希望・愛」について語り、人間自身が作り出した偽りの「信仰・希望・愛」ではなく、神が与えて下さる永遠の「信仰・希望・愛」を求めてください、「神さまの愛をどうか受け入れてください」と伝えた。
メッセージの最後には、ハ牧師の「神さまを受け入れてみたいと思う人は胸に手を当てて祈りを聞いてみてください」との問いかけに、多くの人が胸に手を当て応じた。今回初めてラブ・ソナタに参加したという女性は、「本当に感動しました。またあれば行きたいです」と言う。
今年はすでに4月に広島で、6月には台湾の台北市で開催されているラブ・ソナタは次回、9月に青森市文化会館(青森市堤町1‐4‐1)で、11月には長崎ブリックホール(長崎市市茂里町2‐38)で開催される。