皆さん。こんにちは。皆さんは、どこで学んでいますか? もしくはどこで学ばれましたか?
ある人は〇〇大学と言われ、ある人は〇〇高校とかお答えになるでしょうが、学びは大事ですね。
ただ、今日私が思うに、誰に学ぶかが、もっと大事ではないでしょうか。
つい最近、1人で映画館に行ってきました。最近の、映画館の様子は半々ですね。連れで来ている人たちもいますが、1人で来ている人も結構いますね。安心です。
そのことはさておき、映画が始まるまでロビーの前で座って待っていました。そうしたら、笑えるというか和やかな場面に遭遇しました。親子と思われる2人が隣にいました。お母さんが、小学3、4年生ぐらいの男の子に教えているんですね。要するに、映画館で買ったものでないペットボトルの飲料を、入り口で隠せって言ってるんです。
皆さん、映画館って基本的に持ち込み禁止ですよね。それで、その親子が面白いんですね。お母さんは、入り口で映画館の人にばれないように、ジャンバーを脱いで、そのペットボトルが入ったビニール袋をジャンバーで隠しなさいって教えてるんです。
そうしたら、その男の子が「子どもがそんなことしないぜ~」とか言って、親子でもめてるんですね。見てて面白かったですね。そのあと、あの親子、入り口でどうなったかなあと思いますが、とにかく誰に、何を教えられるかで人生決まりますね。
ある囚人が、面会に来た母に大声で怒鳴り、罵声を浴びせたという話を聞いたことがあります。その囚人は叫んだそうです。「なんで、俺が○○を盗んできたとき、俺の手を叩いてくれなかったんだ! お前は、俺をあの時、褒めたじゃないか! だから、俺はこのようになってしまったんだ!!」
また、親から万引きを教えられ、その万引き生活の末、人生が滅茶苦茶になったという人もいます。私たちが、何に教えられ、何に学ぶかで人生は決まりますね。
イギリスの有名な説教者チャールズ・スポルジョンという人がいました。説教の専門家であり、多くの本が出版され、日本語訳もされています。
そのスポルジョンが、イエス・キリストに似た者になる秘訣を語っています。それは、「聖書を学ぶこと・・・」であると言っているのです。(『100人の聖書』60ページ参照)
イエス・キリストは約2千年前にこの地上に実在した人物であり、まさに皆さんを祝福して、本当に苦しみの中から救ってくださる力を今も持っている方なのですが、スポルジョンが言っているのは、イエス・キリストに似た者、要するに隣人愛にあふれ、人のために己が身を低くし、多くの人を苦しみから救う生き方ができる者となる秘訣です。
彼は、その秘訣を「聖書を学ぶこと・・・」と言っています。
皆さん。どのような生き方が、本当に美しいでしょうか? カッコイイでしょうか?
自分が有名になることでしょうか? 財産を多く手にすることでしょうか? 自分の歌を大勢の人が聞くことでしょうか? 自分の姿が多くの人に見られることでしょうか?
私は、本当に美しい、カッコいい生き方とは、隣人愛にあふれ、人のために自分を低くし、困っている、苦しんでいる人を少しでも助けてあげる生き方だと思います。それができれば、陰日なたの人生でも美しく、カッコよく、素晴らしい達成感に満ちたものになるのではないでしょうか?
皆さん。聖書を学んでみませんか? 聖書を学ぶことこそ、そのような生き方ができる第一歩であると、今から約140年前のイギリスの説教家スポルジョンが語っています。
聖書を手に取って、そして教会の牧師先生の話を聞きに行き、また、教会のメッセージの内容を YouTube で視聴する。ここから、何か新しい生き方が始まるかもしれません。
皆さんの、新しい生き方のスタートを願っています。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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