地下鉄「大須観音」駅を降りて4番出口から出ると、その熱い会場までわずか2分。細江政人、由美主任牧師夫妻を中心としたヒズコールチャーチ名古屋がそれだ。平日はカフェレストランを経営し、2階のホールは各種イベントで貸会場として使われている。訪れた多くの者は、「スターバックスみたいなエントランス」と言う。事実、カフェやスイーツ好きな若者たちがいつも出入りしているさまは、まさに「キリスト教界のスターバックス」と言ってもいいかもしれない。
カフェには地元中京テレビのアナウンサー、タレント、そして名古屋市長までもが足を運ぶ。ホールではプロレスラー小橋健太氏が講演会を開催したり、時には会社やサークルのイベントが行われている。最近では「タッチザハートジャパン」というNPO法人を設立し、児童養護、退所者施設支援、震災復興支援ボランティアを派遣している。
そんなヒズコールチャーチ最大の目玉は、毎年6月に行われる「ヒズコール・デスティニー・カンファレンス」である。このカンファレンスは、昨年2016年から始まり、今年は2回目になる。6月8日(木)から10日(土)まで開催される。
このカンファレンスは、まず教会内に向けて「ヒズコールチャーチのファミリーが集まり、愛と励ましを受け、使命に向かって一致し成長していく」ことを目的としている。2番目に、対象者を地域の諸教会へと広げ、「地域教会のために仕え、強め合い、友情でつながり、神の国の拡大を目指す」ことが目指されている。
さらに目的の3番目では、その対象者を社会で働く人々にまで拡大させている。彼らの言葉で言うなら「ヒズコールチャーチは壁のない教会を目指している」ことになる。「壁がない」とは、クリスチャン、ノンクリスチャンを問わず、誰でも教会に出入りできることを意味する。
特にクリスチャンではない方々が神様の愛と出会う機会として人々を招き、ビジネスマンや会社の社長さんなど、地域やさまざまな分野に影響力のある方々を招くことを願って、このカンファレンスは開催される。
これらの目的を持って開催されるとき、多くの方々に教会を知ってもらうことができ、出会った方々のために祈ることができる。そして時には教会が彼らのお役に立つことができ、彼らに仕えることもできると考えているのである。
具体的な日時は以下の通り。
6月8日(木)午後7時半よりセッション1がスタート。6月9日(金)、10日(土)午前9時45分開場、10時スタート。2日間は、全体で行う「カンファレンス」と各トピックスについて学び合う「ワークショップ」に分かれることになる。今回のカンファレンスのために来られているゲストスピーカーたちが神の言葉を語ってくれる。
今回来日してくれたゲストはお2人。マイク・カイ氏(インスパイアチャーチ主任牧師)、シェーン・バクスター氏(エンジョンチャーチ主任牧師)、そしてヒズコールチャーチの主任牧師、細江政人氏を加えた3人がメーンスピーカーである。各回ともそれぞれの個性が発揮され、共に賛美し、祈り、新しいビジョンを頂く機会となることを期待している。
セッションにおいては、全体で行うカンファレンスに比べて、こちらのセッションはおのおのの興味関心に応えるようなテーマが配剤されている。以下が現時点で取り上げられている内容である。
CHURCH TALK(教会について話す)、FAMILY TALK(家族について話す)。一方、ワークショップは以下のテーマ。毎年ニーズの高いものが選ばれている。
弟子づくり、教会開拓、女性のミニストリー、リーダーシップ、テクニカルクリエイティブ、アウトリーチ。そして各セッションとも、地域教会の牧師先生方のために祈り合うひとときを持つことになっている。さらに世代ごとに集まって語り合い祈り合う「世代フェローシップ(牧師たち、中高大、社会人、ファミリー)」も開催予定。
土曜日の夜は、「JMIX TIME次世代タイム」というイベントを開催する。これは若者たちが中心となって行う集会で、ヒズコールチャーチでは最も熱い集会の1つである。カンファレンスが終了しても、昨年も多くの方がそのまま残られ、集会で熱く燃やされていた。
なおカンファレンス期間を含め、6月6日から16日まで、ハワイ宣教チーム(マイク・カイ氏、インスパイアチャーチ)が帯同している。彼らと交わることもできるし、日本宣教について多くの仲間と語り合うことができる。
カンファレンスの申し込み方法は、カンファレンス特設サイトより、登録や情報を共有することができる。
チケット料金:
一般 3日間参加 7千円
8日(木)2千円 9日(金)3千円 10日(土)3千円
中高生 3日間参加 4500円
8日(木)1千円 9日(金)2千円 10日(土)2千円
小学生以下無料(チャイルドケア、キッズケアあり)
昨年参加した筆者(青木保憲)から読者にお伝えすることがあるとしたら、「ダマされたと思って来てみなさい!」の一言である。決してダマしはない。とても感動的で、1年後を指折り数えて待つ日々が、カンファレンス終了時から始まることは請け合いです!