【CJC=東京】英国人の半分以上は、キリスト教が1世紀以内に英国から消滅する、と考えていることが分かった。
英国の正統派ユダヤ教団体『AISH』が2000人を対象にした調査によると、キリスト教やユダヤ教のように宗教はなお100年後に存在、実践されていると思う人は3分の1強であることがわかった。10人の内4人は、キリスト教の信者であることを選ぶと言うものの、ほぼ同数が、とにかく宗教をしないと言う。
仏教は、イスラム教やユダヤ教より魅力的だとされており、調査者の9%に選ばれた。
英『AISH』の代表、ラビ・ナフタリ・シッフは「ユダヤ教を含め宗教が英国民にとって魅力を失っていることが明確に示されている。『AISH』では、ユダヤ教が生命の真の意義と豊かさを提供するものだとしている。関心をなくしたユダヤ人をユダヤ教に引き戻してはいるが、なおやるべきことが山積していることは確かだ」と調査の結果に懸念を示している。
先頃発表された調査結果は、教会出席の減少が急速なため、1世代以内にモスクに通う人の方が多くなる可能性を示唆している。そうなると、英国国教会、カトリック教会や他教派が財政上「行き詰まる」ことになる。
対照的に、熱心で信心深いイスラム教徒は現在の100万人から2035年には196万人にまで増えると予測されている。