皆さんにとって、「いのち」は命そのものですか。「命」と同じく大切なものって何ですか。
その昔、武士、お侍さんにとって「いのち」は刀でした。皆さんの仕事で「いのち」となるものは何でしょうか。その「いのち」となるものを売ってでも、手に入れたいものはありますか。
同志社の創設者である新島襄(じょう)。妻の名前は皆さんご存じだと思います。いつだったでしょうか、NHKの朝ドラで大人気でしたね。そう、新島八重です。その夫が、新島襄です。この新島夫妻はキリスト教徒でした。そして、彼らから生まれてきたのが、今の同志社大学ですね。本部は京都です。ちなみに、自分の9人いる従弟妹の中の1人が、今受験生です。そして、同志社大学を受けます。お祈りください。
さて、この新島襄は、大小2つの刀を手放しました。武士の「いのち」である刀を手放して、聖書を手に入れたのですね。あまり、知られていない話ですね。彼は、「いのち」でもある刀を捨てて、本当の命を知る聖書という書物を買ったのです。
皆さんは、「いのち」より大事なものを聖書にあてることができるでしょうか。または、聖書が「いのち」になっているでしょうか。聖書は、2番目、3番目、4番目になっているかもしれません。
私も以前は、最後の最後までどうしても手放せないものが2つありました(今はありません)。1つはDSというのでしょうか。言い方を忘れましたが、携帯型ゲーム機です。もう1つは、フェイスブックでした。とにかく、自分の思いや生活が、これらにいくんですね。どうしても、やりたい、見たい、更新したい、もっと使いこなしたいってことで、他のことに全力投球できなくなりますね。
結果的に、あることがキッカケでこの2つは捨てることができましたが、かなり生き方がすっきりして、なすべきことに全力で取り組むことができるようになりました。そして、聖書が人生の基盤になりましたね。本当に、捨てることができてよかったなあと今思います(ゲームを捨てるキッカケとなった出来事、また『100人の聖書』と新島襄のことについては、次回放映のテレビ番組で語らせていただいています。本文末をご覧ください)。
私たちにとって、「いのち」の交換が大事だと思います。新島襄が、「いのち」であった刀を手放し、その代わりに聖書を手に入れ、人生が変わり、また現在の同志社に至るように、皆さんが、「いのち」の交換をできるなら、すごいこと、すごい未来が待っていそうですね。
大きな決断だと思います。なかなか捨てられないと思いますが、思いきって捨ててみると、そのあとが楽になります。「いのち」を、聖書にしてみたら、もっと美しい日々が始まるはずです。素晴らしい日々が始まり、力溢れ、全てを捨てた後味いい人生をどうぞ!
(『100人の聖書』47〜48ページ参照)
※私事ですが、1月21日、22日に各地で放映される、テレビ番組「ライフ・ライン」さんに出演させていただきます。多くの地域で視聴できると思いますので、ぜひご覧ください。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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