信州からこんにちは! ちいさな絵本やノエルです。新しい年の初めにお送りする絵本は・・・
むかし、むかし、かみさまが、せかいのすべてのものをおつくりになりました
「ひかりよ、あれ。」かみさまが そうおっしゃると、まっくらやみが、とつぜんあかるくなりました。かみさまがひかりをおつくりになったとき、このせかいがはじまったのです。(巻末より)
『せかいのはじまり』(いのちのことば社)
『いっしょによんでみよう せかいのはじまりのおはなし』(いのちのことば社)
動物の鳴き声を一緒に言ってみるなど、子どもたちがお話の中に入り込める絵本です。
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絵本について、絵本翻訳・ノンフィクション作家の柳田邦男氏は、『大人が絵本に涙する時』の中で「人生後半になってひとりで読んでみると、絵本には何万語を費やす小説に劣らない心に染みる語りかけがあることに気づいたのだ。そして、絵本は文字の重要なジャンルではないか、いや正確に言えば、絵本とは、簡潔に洗練された言葉と象徴的な絵と音読する肉声とが一体となって物語の時空を生み出す独特の表現のジャンルではないかと思うようになった」と述懐されている。
外界は何もかもが凍てつく寒さ、でも凍った土の下からは春の準備がそろそろと始まっているのですね。
神さま、美しい季節と自然、ひかりの世界をありがとうございます。
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