【CJC】教皇フランシスコは13日、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場でのアンジェラスの祈りに際し、「この世に何があっても、神は私たちを決して見捨てることはない」とし、この確信を心にしっかりと保ちながら、主との出会いの日に向かって歩む必要性を強調した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は「私たちの生命は失われることはありません。なぜなら神の御手の中にあるからです。いつの世にも人々の恐れや心配をかりたて、神から人々の心を反らせようとする偽りの預言者たちが存在します。この世に災害や戦争、争いなどが存在するのも真実です。しかし、これらも全てこの世界の現実の一部をなしています」と述べた。
さらに教皇は「神は忠実な父親です。神は全ての人々を例外なく思いやる父親です。全ての子らを決して見捨てることのない愛に満ちた父親です。この確信をいつも保たなくてはなりません。神は決して私たちを見捨てることはありません」と強調した。
「キリスト教共同体は確実に主の日に向かって歩んでいきます。神は決して私たちを見捨てることはなさらないとの確信に強められて、度重なる困難や悲しい出来事にもかかわらず、希望の中に前進するのです」と教皇は訴えた。