7日から4日間にわたってブラジルのサンパウロで開かれた第24回ペンテコステ派世界会議。最終日となった10日の午後5時半からは、ライトハウス・チャペル・インターナショナルの創立者ダグ・ヘワード・ミルズ監督(ガーナ)が「イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です」(ヘブライ人への手紙13章8節)と題してメッセージを語った。
へワード・ミルズ監督は、「イエス・キリストはご自身がなさっておられたことを今日もしておられる」と繰り返し力強く述べ、「イエスの奇跡は変わることのない癒やしのイエスであり、今夜もあなたを癒やすだろう。イエスは死人をよみがえらせた。イエスのメッセージは変わることがなく、ここにいるみんなが救われるようにと招いておられる」と力説。貧しいラザロと金持ちの男の話(ルカ16章19~31節)を引用して天国と地獄について語るとともに、「私たちの多くはイエスについてもはや誰にも伝えていない。しかし、最も重要な福音は、イエスが私たちの罪から私たちをお救いになるために、私たちのために死なれたことだ」と強調した。
「だから、イエス・キリストは変わることがない。彼は今もなお同じことを述べておられる。彼は同じ奇跡を起こしておられる。そして彼の血は今もなお力強い。イエスの血は変わることがない。それは私たちの罪を洗い流してくれるほどにとても力強いのだ」と同監督は力を込めた。
医者でもあるというへワード・ミルズ監督は、失血で危篤状態だった自らの患者の輸血のために使える血がなくなっていた話をし、「その時私は、血はその力を失うことを知った」と語った。その上で同監督は、「しかし今夜、私は皆さんにとても良い知らせがある。イエスの血は決して、決してその力を失うことがないのだ!」と絶叫し、「ハレルヤ!」と神を賛美した。そして、会衆に対し、「イエスよ、私をお赦(ゆる)しください。私の罪を洗い清めてください。今夜、私はあなたを主として受け入れます。イエスよ、私はあなたを愛します」などと祈るよう呼び掛け、「イエスによる癒やしを今すぐ受けるように」などと訴えた。
このメッセージに先立って、ペンテコステ世界親交会(PEF)のプリンス・グネラトナム牧師は、第24回ペンテコステ派世界会議に神が豊かな恵みを与えてくださったとして、神と会議関係者に心からの感謝を表した。
なお、この会議では世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事や、グローバル・クリスチャン・フォーラム(GCF)、世界福音同盟(WEF)、教皇庁キリスト教一致推進評議会、ルーテル世界連盟(LWF)の各代表者も来賓として出席し、演説を行った。WCCが9日、公式サイトで伝えた。
また、バチカン放送局が同日に報じたところによると、教皇フランシスコはイタリアのペンテコステ派の牧師たちと私的な会合を行い、一致は平常心を保って共に歩むことによって達成されるとその牧師たちに伝えたという。