【CJC】米国の宗教は変革期にある、として電子メディア「ハフィントン・ポスト」が、自らの宗教から離れる米国人が多いことの理由を、世論調査機関「ピュー・リサーチ・センター」の調査を元に紹介している。
「無宗教」に分類されるのは無神論者、不可知論者や組織化した宗教に関係のない人たちで、米国市民の約4分の1に達している。「無宗教」は急成長して、今では福音派キリスト者に次いで、分類としては2番目に大きい。
「無宗教」の8割近くは、成人に達してから、それまで所属していた宗教から離れる選択をしている。世論調査機関「ピュー・リサーチ・センター」が行った宗教分布調査では、信仰者がその宗派を離れた理由を調べたが、とても示唆に富んでいた。
宗教の中で育った「無宗教」の49パーセントは、ただ信仰をやめたと回答している。無神論者の82パーセント、不可知論者の63パーセントにも当てはまる。回答者の中には、科学的な思考が年月とともに湧き出てきた、信仰に幻滅するようになったという人も。