世界基督教統一神霊協会(統一協会)の日本人女性信者3人が、韓国の総選挙に出馬している候補者の選挙運動をしたとして7日、警察当局は公職選挙法違反の容疑で3人を書類送検した。時事通信が同日伝えた。
公職選挙法では外国人による選挙運動を禁じているが、3人は南部の慶尚南道馬山市で統一協会系政党「天宙平和統一家庭堂」(家庭堂、郭錠煥総裁)から出馬した候補者の選挙運動をしていた疑いが持たれている。地元警察によれば、3人は韓国人男性と結婚し同国に居住していた。
家庭堂は今回、全選挙区に候補者を出す動きを見せ、韓国キリスト教会では事態を憂慮して、特別祈祷会のほか具体的な対抗策を行うなどしている。選挙は9日投票が行われ、即日開票される。