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この時聖書を開いた

この時聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―(13)定年ではなく、墜落による退職とその後 伊藤博康

2016年7月16日14時16分 執筆者 : カレブの会
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関連タグ:カレブの会

定年ではなく、墜落による退職とその後
町田聖書キリスト教会会員 伊藤博康

「これは主のなさったことだ。私たちの目には不思議なことである」(詩篇118篇23節)

ハレルヤ、主の御名をほめたたえます。

私は中学2年の時に父を亡くした関係で、1953年に高校を卒業するとすぐ、家の近くの小さな鉄工場で働き始めました。そして、ふと出会った米国の宣教師との付き合いからキリストを知り、クリスチャンになったのは26歳の時でした。

当時はまだ、敗戦後の影響が色濃く残っていて、職のない人たちも多く、仕事は深夜までが当たり前、徹夜作業も数多くある時代でした。日本の産業の自動化、省力化の草分け時代で、その歴史をたどるように自動化、省力化の道を中小企業一筋に歩んできました。

定年などはなく、働けるうちはいつまででも働ける職場でしたが、工場拡張のため、新工場完成現場で引っ越し作業を手伝っていた1994年10月31日、工場内クレーンで機械をトラックに積もうとしていたとき、落ちるはずのないトラックの荷台から、真っ逆さまに落ちました。

そのまましばらく気を失っていた私が、気が付いたときには救急車が来て、救助の方が私に名前を言うように呼び掛けていました。外傷性記憶喪失症、外傷性癲癇(てんかん)、59歳にして、通常の仕事はできません。

半年後、医者は無責任に外見だけ良くなった私に、仕事に復帰できると言いました。しかし、本人は、今、見たり、聞いたりしたことを次の瞬間忘れているので、相手に返事をしようとしても、何を聞かれたか、何を言われたか、忘れているのです。

脳内の写真を撮ったり、脳波を調べても、外傷性癲癇以外の異常は何も出てこないのです。本人だけが分かるこの異常は、その後、徐々に交通事故などの症例から、世に知られてくるようになるのです。

まあ、そのような訳で、神様による強制退職ということになりました。神様はそのような私を憐れみ、私の癒やしのために千人を下回らない方々を祈りのために備えてくださり、医者からは生涯手放すことはないと言われた薬からも、3年後には解放されたのです。

その後、神様は私を導いて、けがをする前から教会で関わっていた、心の病んでいる方々の集会を持つようにされました。その集会は「喜与美ゴスペル会」と名付けられ、超教派の働きとして、現在は、同盟キリスト教団座間キリスト教会内で持たれています。

その集会で神様は私自身を取り扱われ、賛美と祈りと聖書の学びをしながらの集会をするように導かれ、その結果、医者からは治ることはないと言われる「統合失調症」の方や、「うつ」の方などが、神様に触れられて、癒やされる方が少しずつ出るようになりました。

そのような中で、取り扱われる必要があるのは私自身であることが、ますますはっきりしてきました。覚えてお祈りくだされば幸いです。

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*

【書籍紹介】

 カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

私たちはみな、退職後のさまざまな不安を抱えています。夫婦や家族関係の在り方、体力の衰え、病、経済のこと、伴侶との離別、孤独等々。この世の人々が行く同じ道を歩みます。「夢」がコインの表だとすれば、弱さを味わう「軟着陸」はその裏面です。幸いなことに、この弱さは私たちを成熟へと導いてくれるだけでなく、しばしば夢と使命を与え、御国を広げる道へと導いてくれるのです。

現役で働いている方にとっては、示唆に富んだ言葉に、生き方の確かなヒントやアドバイスが与えられます。同世代の人にとりましては、生きる勇気や力が湧き上がり、その励ましを共有できる本です。

ご注文は、全国のキリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

《 目次詳細を表示 》 / 《 非表示 》

目次
 巻頭言 約束を信じた人々     「カレブの会」代表  小川 吾朗

私が教えられたこと①
一章 愛・希望・勇気を人間関係から学んで

営業経験を生かした人脈造り                市村昌三郎
古里伝道を目指して                    遠藤 誠一
なくなる食物のためではなく                香川 和生
三つのチャレンジ                     北原 祥光
聖句 隣人を愛しなさいは、私の人生の永遠のテーマです   佐藤 文紀
教育の原点は愛にあり                   原田 浩司
仕事と人生                        本田 英一
キリストに接木されて                   山本 文夫
主ご自身が、私たちの心を慰め強めてくださる        横倉 順治
仕える者に                        吉田 富次

私が教えられたこと②
二章 クリスチャンビジネスマンの使命を与えられて

三回のリストラからの奇跡的な解放             秋山 幹生
定年ではなく、墜落による退職とその後           伊藤 博康
一所懸命から一生懸命へ                  志田 保夫
クリスチャンビジネスの原点                棚沢 英樹
神様が示される道を求めて                 田宮  清
私は〝スルメ〟                      根田 裕道
存在感のある人になる                   八尋 隆幸
主の恵み・世と誠実にかかわる               山田 貫司
権威に従う                        星野 隆三

私が教えられたこと③
三章 主と共に夢実現の道を歩んで

いつも相談に応じてくださる神さまに感謝!         伊藤 紘一
クリスチャンの「コレクティブハウス」を創ろう       江波戸啓悟
神様の深いご配慮に守られて                加々美 要
退職経験から学んだこと─主の救いと導きに感謝─      神山  武
数々の試練を通して与えられた教訓             門谷 晥一
困難を極めた就職活動・悪戦苦闘の日々と神様の恩寵     来間 幸夫
御言葉が示すミッションとビジネスの成功法則        田口 誠弘
私たちの心は燃えていたではないか             谷  雅史
傘寿を迎えて                       西山 久生
ビジネス経験が退職後の別世界に生かされる         畠山 義則
「主と同行二人」で歩む                  藤田 達雄
主の恵みに生かされて。リタイアの前、直後、そして今    吉野 輝雄

◇

カレブの会

カレブの会

切り株から芽を出す「カレブの会」のロゴマークは、リタイア後も御言葉の約束を信じ、それぞれが置かれた場所で、豊かな実を結ぶ現代のカレブのような人々のスピリットを表現している。「主から夢を頂き、夢の実現のために互いに助け合う」こと、「人生のソフトランディング(軟着陸)を助け合う」ことを目的に2006年12月に活動を開始。そのビジョンは宇都宮、仙台、西宮へと、御霊の風に乗って運ばれ、今ゆっくりと広がり続けている。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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