【CJC】シンガポール最古のカトリック教会「カテドラル・オブ・ザ・ゴッドシェパード」で、173年前に埋められたタイムカプセルが発掘された。現地の邦字メディア「ASIAX」が報じた。
タイムカプセルとして利用されたのは靴箱大の穴で、祈祷書、1843年の日付の新聞、18~19世紀のベトナム、英国、フランス、スペインの硬貨や東インド会社の代用通貨が入っていた。埋めたのはフランス系宣教師。
花崗岩の礎石が靴箱ほどの大きさの穴の上に置かれた、とのニュースが1843年6月22日付のシンガポール・フリー・プレス紙で報じられており、これが裏付けとなった。
教会は、昨年9月に崩壊した鐘楼下部の破風などを修復中。作業員が、穴の中に、割れた薬の瓶や祈祷書、硬貨などを発見した。
教会は、タイムカプセルに入れてあった物を修復し、教会内に整備する遺産陳列室に展示する計画だ。来年2月に一般公開するという。