米アイオワ州にある同国最古のイスラム教のモスク(礼拝堂)「ザ・マザー・モスク・オブ・アメリカ」が、イスラム教徒の全面入国禁止を訴えた、共和党で最有力の次期大統領候補、ドナルド・トランプ氏を招待した。ABCなど同国の複数のメデイアが報じた。
米クリスチャンポストは昨年6月、「ドナルド・トランプのキリスト教信仰についての6つの興味深い事実」という見出しの記事を掲載。「(昨年)5月にCBNニュースに対して語ったドナルド・トランプ氏は、『私はこれまでの長い間において最も偉大なキリスト教徒の代表者になる』と宣言した」「トランプ氏は自身が長老派で、以前はアメリカ改革派教会の礼拝に出席していたと述べている」「(米報道番組司会者の)ビル・オライリー氏に『世界にはイスラム教徒問題』があるかどうかを尋ねられ、トランプ氏は『はい』と答えた」などと伝えていた。
ザ・マザー・モスク・オブ・アメリカは1934年に建造され、現在はタハ・A・タウィル氏がイマム(イスラム教の指導者)を務めている。「米国におけるイスラムの歴史を保ち、示し、伝えることが私たちの使命である」と、同モスクの公式サイトには記されている。