世界基督教統一神霊協会(統一協会)の信者で、同団体の資金源とみられているボランティア団体「SHINZEN(東京都世田谷区)の会員である男性が無断で住居に侵入したとして、警視庁公安部は男性を書類送検した。テレビュー福島(TUF)が25日夕方伝えた。
TUFの報道によると、書類送検されたのは世田谷区に住む23歳の男性。警察の調べによると、男性は先月5日、靴下などを訪問販売するため、東京都千代田区内のマンションに無断で侵入した疑いが持たれている。
公安部は先月18日、男性の住居侵入容疑で「SHINZEN」の家宅捜索を行っており、TUFによればこの捜索で、「オートロック式マンションの回り方」などと書かれた訪問販売マニュアルなどが押収された。また、調べに対して男性は、「統一協会の教えを実践するために訪問販売を行った」と供述しているという。
公安部が統一協会の関連施設へ捜査に乗り出したのは極めて異例のことで、公安部は「SHINZEN」がボランティア団体を名目とした統一協会の資金源と見ており、今後活動の実態解明を進める方針だという。