【CJC=東京】米合同メソジスト教会はオレゴン州ポートランドで、4年に1回の総会を開催した。18日、同性婚やLGBT(性的少数者)の教職任命の是非を討議する委員の任命を監督協議会に委ねる決定を428票対405票で可決した。
米国では南部バプテスト連盟に次ぐ規模の教派として、合同メソジスト教会は1972年以来の各総会で同性愛を「キリスト教の教義と相いれない」と確認してきている。
今回の決定にもかかわらず、2020年の総会までに委員会の提案が行われるかは明らかではない。
米連邦最高裁が昨年、同性婚を合法とする決定をして以来、LGBTを受け入れるようにとの圧力は強まっている。
総会直前になって教職111人がLGBTであることを公然化、さらにその後、1500人が続いている。これが続くと、同派分裂の懸念も強まろう。