ハイドンやモーツァルトが活躍した18世紀のウィーンのミサ曲を中心に、楽しみながら歌い、学び合うことを目指して2014年6月に立ち上げられた混声合唱団「オラショクラブ」の第2回演奏会「オーストリアの教会音楽」が7月9日(土)、カトリック麹町聖イグナチオ教会の主聖堂(東京都千代田区)で開催される。
今回の演奏会には、ウィーン・イエズス会教会指揮者のアンドレアス・ピクスナー氏を招聘。さらに、同氏の下で研さんを積んだ4人のソリストを迎える。ウィーンのイエズス会教会は、シューベルトがサリエリに指導を受けたコンピクスト(現在のウィーン少年合唱団)があった伝統ある教会で、現在の毎週のミサでは、聖アウグスティン合唱協会が、一流のソリスト、オーケストラとともに、毎回違うミサ曲の公演を行うことで知られている。
2015年元旦のミサで、同合唱団はピクスナー氏の指揮でモーツァルトの「スズメのミサ」を演奏する機会を得、そのつながりで今回、合唱音楽の名匠である同氏の招聘が実現することとなった。当日は、ハイドン、モーツァルト、フェルディナントとフランツのシューベルト兄弟などの作品が演奏される。
入場は無料だが、整理券が必要となる。申し込みは、同合唱団(メール:[email protected]、電話:080・5692・2741)まで。また、当日は会場で、東日本大震災の被災地復興支援、聖イグナチオ教会への献金、演奏会活動支援のための自由献金が呼び掛けられる。
日時:2016年7月9日(土)午後2時開場、午後2時半開演
会場:カトリック麹町聖イグナチオ教会の主聖堂(東京都千代田区)
曲目:J.ハイドン「ユーゲントミサ」、W・A・モーツァルト「主を誉め讃えよ」「アヴェ ヴェルム コルプス」、F・シューベルト「ミサ曲第2番」他