【CJC=東京】中南米のプロテスタント教会連合体「中南米教会協議会」(CLAI)は、幹事会をペルーの首都リマで9日から14日まで開催、方策計画と組織の変更を検討、承認した。
「生き生きとした望みをもって、私たちは加盟教会に、共通の証しを新たに強め、皆が声を上げ、豊かな生活を目指し働こうと招く」とCLAIのミルトン・メヒア総幹事は、新路線案を提出するに際して述べた。
新路線の焦点は、一致の視点に立つ教会形成、奉仕と権利擁護、牧会的社会的なネットワークの三つ。
幹事会は、加盟教会と提携組織に、今回決定の重要性とそこに至る経過を強調した書簡を送った。
「組織再編は、責任ある方法で得られる財源を使い、また加盟教会の献金による支援を受け、より大きな効果とより効率的な路線を目指す」と書簡は述べている。
世界教会協議会(WCC)、教会行動一致連合(ACT)、ルーテル世界連盟など国際的提携団体も理事会に招かれ、協議にも参加した。
提携団体はメヒア総幹事に、諸課題解決のために明確な期限を盛り込んだスケジュールを持つ必要性を強調した共同書簡「私たちは共に歩み続ける」を手渡した。
書簡は、「組織縮小は、運動の力を弱めるものではない。支援継続に関わる私たちの信頼は、諸教会の真正のリソースとエンパワーメントを探究する中でCLAIの姿勢を明確にすることだ」と指摘している。