大阪市北区天神橋で12日未明、路上で寝ていたホームレスの男性2人が使っていた布団やじゅうたんが放火される事件があった。2人にけがはなかったが、警察は殺人未遂事件として捜査している。NHKなどが伝えた。
NHKや産経新聞によると、北区天神橋の高速道路の高架下で12日午前1時50分ごろ、65歳のホームレスの男性の布団が燃えているのが見つかり、さらに近くで寝ていた56歳のホームレスの男性が使っていたじゅうたんからも煙が出ているのが見つかったという。火は男性らが踏み消すなどし、2人にけがはなかった。
また、現場から西に約100メートルの北区広末町で午前2時5分ごろ、火事が発生したと110番通報があり、倉庫と木造3階建ての空き屋約110平方メートルが焼けた。この火事では、隣のビルに住む男性2人が煙を吸うなどして軽いけがを負った。
周辺では他にも、段ボールが焼けるなど2件の不審火が起きており、警察は、ホームレスの男性2人の布団などへ火を付けた事件を捜査するとともに、近くで発生した不審火3件との関連を調べている。