日本で初めて、キリスト教映画3作品が連続公開される。5月28日(土)から「復活(原題:Risen)」、6月18日(土)から「天国からの奇跡(原題:Miracles From Heaven)」、7月9日(土)から「祈りのちから(原題:War Room)」がそれぞれ3週間限定で、計9週間にわたって公開される。いずれも、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントからの配給で、全米で大ヒットを記録した作品だ。
第1弾となる「復活」は、イエス・キリストを処刑したローマの百人隊長が目撃するキリストの“復活”を描いたスペクタクル歴史超大作だ。2月19日に全米で公開されると、超大作「デッドプール」「カンフー・パンダ3」に続き、興行収入第3位(2月19日から21日の3日間で約13億円)にランクインした。
監督は「ロビン・フッド」「ウォーターワールド」のケヴィン・レイノルズ、主人公である百人隊長クラヴィアスには「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズ、彼の部下ルシウスには「ハリー・ポッター」シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトンが扮している。
第2弾は、実話を基にした奇跡と感動の物語「天国からの奇跡」。「ダラス・バイヤーズクラブ」やTVドラマ「エイリアス」シリーズのジェニファー・ガーナーが主演を務める。
米国では3月16日に公開されたが、超大作「ズートピア」「ダイバージェント」シリーズ最終章前篇“Allegiant”(原題)に続く約16億5千万円の成績で週末興行収入第3位(3月18日から20日の3日間)という大ヒットスタートとなっている。
第3弾の「祈りのちから」も同様、昨年米国で公開された際には公開2週目に週末興行成績ナンバー1ヒットとなり(2015年9月4日から6日の3日間)、最終興行収入は80億円を超えた。人は誰でも行き詰まることがあるが、その時「祈り」が最強の力になるという力強いメッセージを持った作品だ。
米国でのキリスト教映画の人気は非常に高いことがうかがえるが、ここ数年は、世界的に人気を集めたキリスト教映画が日本でも相次いで公開されて話題を呼んでいる。
2014年は「ノア 約束の舟」に始まり、「神は死んだのか」「天国は、ほんとうにある」が同時公開された。2015年は年明けから「サン・オブ・ゴッド」「エクソダス:神と王」と超大作が続き、聖書の終末を描いた2作品「レフトビハインド」「リメイニング」が同時期に公開されるという単なる偶然とは言いがたい出来事もあった。
そして今年はなんと、3作品連続公開だというのだから、奇跡と祈り、そしてたくさんの愛に満ちたこれらの作品が、日本でも多くの人々の目に留まることに期待が高まる。
■ 5月28日(土)公開、映画「復活」公式サイト
■ 6月18日(土)公開、映画「天国からの奇跡」公式サイト
■ 7月9日(土)公開、映画「祈りのちから」公式サイト
各作品3週間限定上映。ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。3作品で使うことのできる共通セット券「クリスチャン映画3作品共通セット前売鑑賞券」(3千円)も発売されている。詳しくは、上記公式サイト。