名古屋学院大学(名古屋市)は17日、瀬戸信用金庫(本店:愛知県瀬戸市)と包括連携協定を締結した。調印式には、同大から末安堅二理事長、同金庫からは水野和郎理事長が出席して執り行われた。
同大は、名古屋市と瀬戸市の両方にキャンパスを持ち、それぞれで調査研究やまちづくりの実践などの地域貢献を行ってきた。同金庫とは、在籍庫員の1割を同大卒業生が占めるなど、以前よりつながりが深い。また、学生や留学生別科生のインターンシップの受け入れや、学生に対する理事長の講演などを通して、同大の教育活動に深い理解を示しているという。
今後は、相互協力のもとで、同金庫のバンコク駐在所を拠点とした学生のインターンシップ実習や、瀬戸市における地域貢献事業を実施していく。
同大の母体となる名古屋学院は1887年、フレデリック・C・クライン博士によって愛知県初のキリスト教主義学校「名古屋英和学校」として創立された。建学の精神である「敬神愛人」は、「主を畏(おそ)れることは知恵の始めである」と「隣人を自分のように愛しなさい」という聖書の御言葉に由来する。
これまでも、先進的なICT(情報通信技術)を利用した教育、国際交流と留学機会が豊富なこと、地域と強い連携を持つ大学として高い評価を受けてきた。